「神様、僕の願いを叶えてください。」 とある田舎町のとある神社にて 僕は手を合わせ呟く。 蝉の鳴き声が五月蝿い。 夏休みに入ったばかりで 少年少女らは さぞかし楽しんでいるだろう。 そんな中で 汗をかきながら せっせと長い階段を上ってきた僕。 神様に 僕のお願いを聞いてほしいんだ。 「神様、僕はーーー…」