すぐに、かっこいい!って言ってはやしたてるもんだと思っていたからだ。




 「へー……ひよりん知らんのね……ドンマイ、ヨムさん」



ファ「いや、それもあるけど……俺のことかっこいい!とか言わない人奏多ちゃんで2人目だ……ふーん(ニヤッ」



 (ん?今、なんか笑わなかった……?ん?)



叢「あの、俺の氷織に何か用ですか……?」



ファ「キミはー?だーれ?」



叢「俺は、こいつの彼氏だ」



 「おろ、かっこいいじゃん……いいねー、堂々と宣言されるのってうらやましーわ」



ひ「むらさん……///」



ファ「へー……彼氏持ちね……俺は、その子には興味ないよ……興味があるのは奏多ちゃんだけだから kk」



 「ヨムさん!何言ってんの!って……ヨムさん!時間時間!仕事!」



ファ「んー……もう、こんな時間か……じゃあ、奏多ちゃん、行ってくるね」(^_-)-☆



 「そんなことしなくていいから!早く取材あるんでしょうがー!」



ファ「じゃあ、いってきまーす kk」


 そう言って、ファヨムは近くにあった車に乗り込み行ってしまった。

奏多は、呆然と立っていた2人をチラ見してはあーっとため息をついた。

そして、恥ずかしくて仕方が無かったのだ。絶対に叢雲さんになにか言われると思っていたからだ。


ひ「ねー……カインちゃん、今の人って……」



 「!……ごほんっ!えっと……アイドルなんだよ……」



叢「アイドル……?!」



 「そう、ひょんなことからね……知り合ったんだけど……ひよりん!ごめん!あの人チャラいんだ!」



ひ「いや、手握られて抱き寄せられそうになったけど……//」




叢「何、赤くなってるのかなー?お仕置きされたいの……?」




 「お仕置き!さては、ああいう系ですかい?!」



叢「カインが思ってるようなことではないからな?」



 「ちゃうんか……つまんねーの……まあ、ええや。入ろ入ろ」



ひ「カインちゃん、待ってー///」




 奏多はすぐにつまんなそうな顔をして家に入っていった。