多分、惚気話だろう。
でも、全然構わなかった。
こういうふうな話を聞くのも楽しかったからだ。
「ああね、可愛かったんだ……ようには」
ひ「そうなの!むぎゅってしたくなるくらい寝顔が可愛かったの!」
「で、その寝顔は撮りましたかね?(ニヤニヤ」
ひ「もう、バッチリ!でも……///」
「ん?起きてきたら襲われそうにでもなった?……あっ、ねね、ヨムさん!ココア作って!」
ファ「分かった。待ってて……(ニコッ」
奏多は話を聞きながらファヨムに飲み物を持ってきてとせがんだ。
それを見たひよりんは少し疑問に思って聞いてみた。
眠そうにしていたので奏多はそれをあくびをしながら聞いていたらすぐに、咳き込んでしまった。
「へ?なになに……何がおきたの!」
ひ「あれー……?違った?でも、普通に恋人みたいに見えたんだけど……」
「やや、何言ってんの。うちとあの人では次元がまず違うでしょ。むらさんみたいにさ?芸能人じゃなければさ?いいけど……」
ひ「でも、すごく仲いいよねー……馴れ初めって何かあるの?」
「馴れ初めって……そんな大したことじゃないし。ナンパだよ、ナンパ」
ひ「ああ、ナンパね……」
「そう、あの人のお得意のナンパですよ……まあ、そのときはうちもナンパなんてされたことなかったから少しはドキッとしたけどさー……」