それから5時間後~――




 奏多が部屋でまったりしているといきなりドアが空いて背筋に電気が走ったような感覚に陥った。

びっくりしすぎて息を止めてしまいそうになるくらいだった。





 「なになに?!何なの?!」



ひ「カインちゃんっ……はぁはぁ」



 「ひ、よりん……?どったの……?」



ひ「む、むらさんを止めて……っ」



 「へ?何があったのかなー……?」





 奏多は、ひよりんの言葉に困惑しすぐに1階に降りたのだ。

 すると、なぜか叢雲さんが少し冷静を失ってるように見えたのだ。

 首をかしげながら見ていると、叢雲さんと一緒にいたのはファヨムだった。






 「んー……また、ヨムさんがひよりんに手ー出したのかなー?」



ひ「えっと……かなり密着してきました……//」



 「ああ、そりゃむらさんも黙ってないでしょね……大事な彼女に手出されたなら……」



ひ「そ、それで……怒って……」

 

 「まあ、わかるよー?で、怒ってるむらさんをどうすればいいか分かんなくなってうちを呼んだと……そんな感じだね?」



ひ「うん……どうしよう(´・ω・`)」



 「まあ、任せてよ!ヨムさんは何とかするよ……多分、ヨムさんのせいでこうなったんだから」





 奏多は少し怒っていた。

 仲のいいファヨムでも大好きな2人を困らすなら許さないと思ったのだろう。