My school life 〜first love〜

「どこ行く?こんな場所じゃ話せないだろ?」

「あっ、ついてきて。いいトコあるから。」

奈美が歩き出した。それに続いて私たちもついていく。


人の溢れている駅から離れ、まだ暗くない夏の夕方、静かな路地を歩く。その突き当たりを左に曲がると見覚えのある建物があった。

「奈美の家…だよね。」

「うん、今日と明日は私一人だから。さぁ、上がって。」

そう言われて、家の中に入る。そして、2階の部屋に案内された。