「零〜優くん来てる!」

下の玄関から母さんの声がした。
俺、今日学校行くつもりじゃないんだけど。

「ハロー、なんかやらかした零くん。加藤からお前のせいでもあるって聞いたから。…何したの?ww」

「お前が聞きたいようなことは一切してない。変態。」

そう言いながら踵を返す。が、優は別の用件があるらしく俺に告げた。

「加藤が学校終わったら2人で駅前に来いと。黒野が話したいことがあるんだって。」