「あっ悪ぃ。大丈夫か?」 「大丈夫なわけねぇだろ!血出てきたしっ!てかこれ何⁈」 もう…朝から最悪。結局起きないといけないし。 「香水。一昨日買ったんだけど、彼女香水嫌いなんだって。もったいないからあげる。それ結構いい値段するし。」 そう言って部屋から出て行った。 小さな瓶に有名なブランドの名前が彫られている。 それより… 「兄貴、彼女いたんだ。知らなかったなぁ…」 ティッシュで額を抑えながらつぶやいた。