「犯罪者は消えてくれる?てか、何その髪型。カワイ子ブってんの?マジで笑えるww」

答えあぐねていると、誰かが私の思っていたこと全てを代弁してくれた。

…これが、私と雅の出会い。
思ったことをそのまま口にする…あまり今と性格は変わらない。

ただ、変わったところも無くは無い。

「橋谷〈ハシタニ〉雅っ‼︎てめぇ何様のつもり⁈」

「何様って…俺様?てか、死ねよ。お前見てると腹立つから。」

…名字。高校に入るまで今の名字とは違った。