「幸花?」


「ん?なに。」


彼の優しい声で我に返る。




「これ。」


そう言って、彼が私の前に大量のなにかを置いた。




「これって...。」



私の前に置かれたなにかは、全て赤かった。






「なにこれ.....。」


「これは、真っ赤な梅の花と椿とつつじ!」


「え.....どっからこんなものを....」


「へへへーん。さっき摘んできた。」




摘んできたって......






「幸花はこの中でどの花が好き?」

「え......。」



彼の突然の行動はいつも私を驚かす。