私は、気づかれないようにこっそりと家を出た。 外で吸う空気は気持ちよくて。 思わず頬が緩む。 私はいつもの公園にむかった。 すると、どこからか私の大好きな声が聞こえてきた。 あたりを見渡して声の主を探した。 「しぃーーーー!!!」 大きな声で、走りながら私の名前を呼ぶ。 その姿に私は嬉しくて。 「海愛!」 私も彼女に駆け寄るんだ。