「んもう~.....。汚さないように気をつけてっていってるじゃない。」


「ごめんなさーい。」



ひさしぶりに聞く彼女の優しい声は私の胸を締め付ける。





私に向ける彼女の言葉は刺のように痛いから。





二人のやりとりを見ていると、久しぶりに彼女と目が合った。




「いたの。」

どうでもよさそうに言う彼女。




これでも一応母なんだけどね。





「あ!しーちゃんおかえりー!」

私に気づいてあいさつをする小さな彼女。



そんな彼女に嫌気がさす。