「はぁ~......。」




あたり一面に広がる青いろの空。




ため息がこぼれる。



俺らはいつも屋上で休んだりする。

でも滅多に人はこない。



だから俺らが占領してるけど。





「なーにため息ついてんだよー。幸せ逃げるぞ。」


からかうように言う魁斗。



ジュースを持ってるのを見ると、買いに行ったらしい。

だからさっきいなくなったんだ。


てか。


「俺の幸せは海愛だけだから。」


「ふうふうー!あっついねー!」



茶化されてもなんとも思わない。



「お前も同じだろうが。」


「まあな。」




こいつの幸せも幸花だけだから。