俺様主人は時に甘い


「はい!もちろん!」



断るわけない。


だって、先生と二人っきりになれるんだもの。



掃除は嫌いだけど、先生と二人なら頑張りますっ!


先生の役に立ってみせますともっ!



◇◆◇



と、いうわけで。


部活の前に掃除をしていたわけです。



だけど、それが思いの外大変な作業で。


どっと疲れが押し寄せて、ふぅ、と息を吐いた。



「ほら」


「うわっ!」



先生の声と同時に飛んできた物を反射的にキャッチする。


手の中に収まったのは、冷えた缶のレモンティー。



「お礼。こんなんで悪いけど」


「いえ、嬉しいです!頂きます」



先生に初めて貰った物。


飲んじゃうのは凄く勿体無いけど、今は喉を潤したい。



プシュッ、とプルタブを開けると、それを一気に流し込んだ。


冷んやりと冷たいレモンティーが、カラカラの喉を潤していく。