俺様主人は時に甘い


「もう一度、初めからやり直したいの。鈴菜と……本物の親友に、」


「ふざけないでっ‼︎」



突然、叫んだ鈴菜に驚いて言葉を飲み込んだ。



「何でそんなこと言えるの⁉︎私のこと馬鹿にしてる⁉︎あんなことされたくせに、まだ親友になりたいだなんてよく言えるよね‼︎」


「鈴菜…」


「本当は私のこと笑ってんでしょ?馬鹿なことして自分の首締めて、学校も行けなくなって…ザマァミロって思ってるんでしょ?」


「そんなこと思ってないし、笑ってもない‼︎」


「私はね、本当に先輩が好きだったの。中学の時、地味でぽっちゃりで嫌われ者だった私でも、先輩は嫌な顔一つせず助けてくれた。優しく笑い掛けてくれた。振られても諦め切れなくて、高校生になったら大人になった私を見せつけてやるって、その思いで勉強も化粧もダイエットも頑張った。先輩の彼女になりたい一心で……先輩と同じ高校に合格してこれからだったのに」