聞きたい。


先輩が私をどう想ってるのか。


遠回しにじゃなく、ハッキリと聞かせてほしい。



「それは……先輩も私と同じ気持ちでいてくれてるってことですか?」



震える声を必死に出す。


喉がカラカラで、唾をゴクッと飲み込んだ。



こんな恥ずかしいこと、まさか自分から聞くなんて思いもしなかった。




先輩は顔を上げると、私の目を見つめてくる。


その瞳が熱く、揺れ動き、私を捉えた。



「好きだよ」


「っっ」


「俺さ、ミヤがいなきゃ駄目みたいだ」



しょうもねぇな、と自嘲気味に微笑む先輩に、止まりかけてた涙が溢れてきた。



先輩も同じ気持ちでいてくれた……


それが嬉しくて幸せで、もう死んでもいいって思えた。