「ニヤニヤなんてしてませんよ」
「いや、してるな。そんなに嬉しいか?春香が俺の彼女じゃなくて」
「そりゃ嬉しい……です、よ」
うわぁ……何だこれ。
勢いで嬉しいだなんて言っちゃったけど、それって告白してるようなもんじゃない?
カァッと一気に顔が熱くなる。
恥ずかしくて先輩のこと、見れないよぉ……
先輩から視線を逸らす。
だけど、一向に先輩からの反応はなくて、ちらっと先輩を盗み見た。
「え……っ⁉︎」
先輩が……
あの俺様王子が、顔を真っ赤にしてる……
「お前、自分が言ってることわかってんの?」
「っっ……わかってます…」
「は?ホントにわかってんのかよ。お前は陽平が好きなんだろ?」
先輩は意味がわからないと言わんばかりに顔を顰める。
先輩はまだ私が先生を好きだと思ってる。
まずはその誤解を解かないといけない。

