「おはよー!!」

私とうーちゃんは学校につきいつもどおりに席についた。机の中に教科書をしまっていると

「杏!!昨日おまえ俺に分からないところあるから教えてって言ってきたくせに先に寝たな?」

「あっ…。笑」

おそるおそる顔をあげてみる。
そこには睨みをきかした聖〈ひじり〉の姿が。

「せっかく教えてやろうとおもったのにやめだな。今日杏が当てられる日だけと教えるのもやーめた。」

ふと黒板を見ると今日は26日。
うちのクラスは日にちと出席番号が被っている人があてられる。

「そんなぁ。一生のお願いだから教えてよ〜。」

「だめだめ、杏のためにも教えてあげない。」