あやひめ

体制を立て直さなければ。
何か、会話をかえて。
「みんな、恋愛ゲーム楽しんでるみたいだね。
君、もてるでしょ」
「ゲームやないよ。
皆、それなりに真剣や」

嘲笑していた仲間の声や顔が脳裏に浮かぶ。
馬鹿みたい。

「あん時、皆がお前のことからかったんも、お前に興味があったからや」
信じられなかった。だって、みんないくつよ?
「おれ、しらんのやけど。
お前留学前の集まりん時、大分雰囲気違ったらしいやん?」


私の短い髪を撫ぜる。私の、切ってしまった長い髪。
似合ってない、ボーイッシュな服、ほぼすっぴんの顔。
今の自分が嫌で、嫌でどうしよう。
思い出してしまった。