ジャスミン花

それから三日立っても裕喜は帰っては来なかった


私は連絡すらしなかった

どっかで゙信じていたい"って気持ちがあったのかは今になって分かった…


私はりんさんの居ない所には陰口を言われたりしたり、ドレスを捨てたりしていた

だけど…これは…ゆきが仕組んだ行動ではなかった


私はただ黙っていた

りんさんは気付いていたと想う

「大丈夫だった?」
って心配そうな顔で聞いても、
私は笑顔で頷く度、まるで泣いたように笑っていたから

これ以上こんな笑顔私は見たくなかった


私は家に帰り、裕喜に電話をした

この時居なくなって初めて連絡をした

ただ…一言を言う為に…


呼び出し中…
「裕喜」

私は幼かったかもしれない
ただこんな方法でしか想いつかなかった

「もしもし」

「はい」

裕喜は電話に出た

「別れよ」
私はそう言って電話を切った



こうすれば…全て終わる…

りんさんの悲しむ顔も
智さんの悲しむ顔も

ゆきの嫌な想いも
全て消されるって思ったから


私にはゆきの気持ちは理解出来なかったけど…
誰かを悲しませる顔を私はもうしたくはなかった

でもこの時…
1番悲しかったのは誰でもなく…
私達だったんだろう…