ジャスミン花

私は戸惑いながらも電話に出た

「は…ぃ…」

「もしもし-?」

電話越しに聞こえてくる声がやたら近くに居るのを感じた


私はぱっと後ろを振り返る

「えっ!??」

子供みたいに笑う優輝

そんな驚いた顔をしてると電話は切れた


「俺のプライベート用」

笑顔でそぅ言う

「そんなん皆に言うてんねんやろ-!!」

「言うてへんし-ぉかんと男の連れ一人親友だけやで」
と言って私と同じ゙DoCoMoのSH"の携帯を差し出した

携帯の画面は電話帳だった

「信用なかったら全部見ていいで」
なんて言う


゙グループ1 愛ちゃん"


って入っていた

後は本当に何も無かった

「愛ちゃんもちゃんと登録しといてや
どーせしてないやろ?」

笑いながら優輝はそぅ言った

「ばれたぁ-??」

「ちょっと携帯かして」
私は携帯を差し出した
優輝は私の携帯で何かをし始めた

にこって笑って

「はいっ」
って私に携帯を渡した


私は携帯を受け取り携帯を操作していた


電話帳には
゙グループ1 裕喜"
ってあった

「漢字ちゃうで-?」

「本名の方やで」

「そうなんや」


なぁ…この時…まだ会っても間もないのに携帯も本名も教えてくれたやんな…?
今はそれが懐かしいなぁ…