ジャスミン花

真剣そうな顔をする優輝


そんな時優輝の携帯が鳴った
鞄から優輝は携帯を取り出す


同じ携帯だった

私が見た携帯とは違った


メールだった


優輝はまた携帯を置く


私は携帯にはふれなかった

「ところでどうしたん!?」

「あんな…今日一緒におりたいねん…」


なんだか凄く真剣な顔をして、反面恥ずかしそうにしていた

「分かった-」


私は理由も聞かなかった

きっとホストらしい台詞を吐くんだろうって想ってたから


だけど
何故か家に誰か居る
そんな暖かいものが私には嬉しかったんだと思う
だからそう言ったんだろう
寂しさからだったと思う



優輝は嬉しそうな顔して
子供みたいな笑顔で
喜んでいた


私は笑顔だったと思う


優輝はご飯を食べ終えた

ご飯を食べた食器をちゃんと流しに持っていく


「いぃで、そこに置いといて」

「うん」

優輝は私の顔を見て

「ごちそうさまでした」
って言った


私達は地元の話や色んな話で盛り上った




だけど私はこの時まだこの先、何か起こることも、変わっていくそんな私に気付いてはなかった

また優輝の気持ちにも気付いてはなかった