ジャスミン花

ぉかゆを作り終えて鍋に私はふたをしてまた寝室に向かった


優輝は可愛い寝顔をしていた


私は買ってきた飲み物を傍に置いた

そして私もいつの間にか布団の横で優輝の横で私は眠っていてしまっていた


まるで恋人みたいな…
でも恋人ではない
そんな距離だった





もぅ戻られへんねん
どんなに懐かしくこの頃を想っても

あの頃の私は愛や全てを知らんかったやんな

だけど貴方が教えてくれたんやんな

多分…沢山のものを見すぎて
怖かったんやって思うねん




ピッピッピッ---

夕方5時
私の目覚ましは間違えてセットせれてて鳴った

私は起きた

ぱっと起きた手には優輝の手が握られていた

その手を私は放した

優輝を起こさないように目覚ましを止めた


ぱっと横を見ると優輝は汗を流しながら寝ていた

私は一度優輝を起こした


「優輝君…?」


二度位呼ぶと優輝は起きた
私はクローゼットから小さなタオルを出した


「しんどくない?」

眠たそうにしていた

「もぅ大丈夫やで」

元気そうな声だった

「よかった、とりあえずタオルで汗拭き」

って言って私はタオルを差し出した


「ありがとう」

笑ってそう言って優輝は受け取った