ｼﾞｬｽﾐﾝ花

開けると階段にぐったりとなっている優輝の姿があった


｢大丈夫…?｣

何故かホッとした気分になった


｢ぅ…ん｣

しんどそうな顔でそう言った

｢店は…?｣

｢早退した…｣

｢そっか…｣

私はそっと優輝のでこに手を当てた


熱かった

｢あつっ｣
思わず出た一言だった

｢とりあえず家は?｣

｢寮……｣


ﾞ寮ぢゃ…世話する人おらへんやんなぁ…"

何をそう思ったんだろう…

｢ぢゃとりあえずうちの家行こっか?｣

私は笑ってそう言った



なんだか心配だった

どうしてこうゆう気持ちになったのか分からない

だけどこの時本当に心配だけの気持ちで私は動いていたのかな…



｢立てる？｣

しんどそうに立つ優輝…

私は非常階段のドアを開けた

ﾊｧ…ﾊｧ…と息苦しいそうだった


私はそれを支えるように優輝の傍を歩いた


ｴﾚﾍﾞｰﾀｰは7階で止まっていた

店はまだ騒がしそうにしていた


ｴﾚﾍﾞｰﾀｰに二人で乗る

ｴﾚﾍﾞｰﾀｰには誰も乗っては居なかった


私は1階に押した


私は心配そうに見ていた

何故か着く前よりｴﾚﾍﾞｰﾀｰの動き出しが早いように感じた


ｴﾚﾍﾞｰﾀｰは1階に着く

私は優輝を支えるようにﾀｸｼｰの居る場所まで歩いた