ジャスミン花

そこは少し暗く、モノトーンで統一された店だった


すると、背の高い男の人が走って来た

りんさんは
「お疲れ-」
とその男の人に言った

「゙お疲れ-"ぢゃないって-
お前は来ちゃダメっていってんぢゃん」


いかにも今風のギャル男みたいな顔の人だった

「あっ、智さんのお客さんっすか?」

そこに居た人が話かけてきた

智って言う人は小さな声で
「客ぢゃねーょ、俺の女だょ」

って言った

そこに居た人は顔で納得したよーに見せた


「でっ!?どーしたの?」
とりんさんの彼氏は言った
「遊びにね」
りんさんの彼氏は私を見た
「この子は?」

「愛ちゃん、可愛いでしょ」
誇らしげに言ってくれた

「前に言ってた子かぁ-」

りんさんは頷く

「まぁ-とりあえず座ろうよ」

「分かったって、そこ座ってて。すぐ来るから」

「分かったぁ」
ってりんさんは幸せそうに言った

りんさんの彼氏は会計する人と何か話していた


私は辺りをキョロキョロしていた
「愛ちゃん、ホストクラブ初めて-?」

「はい」

「一回だけしか私もないんだけどね」

そんな話をしてると、りんさんの彼氏が来た

「なんでこーなったの?」
少し怒ってそうな感じだった

りんさんは謝って居酒屋で話した事を言った

りんさんの彼氏も分かってくれたみたいだった

「愛ちゃんだよね?俺、智です」
って笑顔で言った

「ぁっ、愛です…」

「本当だぁ-関西弁!!いいねぇ-りんから聞いてるから」