ジャスミン花

私は手紙なんて予想もしてなかった…


でも゙何かある!"それだけは的中していた


「ど…しぃ…て…?」

私は涙で何て言ってるか分からなかったと思う


中川さんはそれを聞き取りながらも…優しい声で答えてくれた…


そっと口を開ながら…


私の涙は止まる事も知らなかった


「愛ちゃん…逢った時何も感じひんかった?」

中川さんは言った


「かん…じま…した…
苗字に…も…顔に…も…車にも…車内…の匂い…にも…
全てに…」


私は泣きながらそぅ言った

「そっか…」


私は頷く


その手紙に私は顔を向けたまま涙は流れるままだった

中川さんはずっと私の頭を撫でていてくれた



「なんで何もきかへんかったん?」


「怖かっ…たん…です…傷付く…事も…想いだし…て…しまぅ…事に…」

私は泣きながらゆっくりそぅいった


「そっか…」


中川さんは海を見ながらそぅ言う


沈黙…


車内にはあいつの大好きな゙EXILE"と
私の小さな泣き声だけが響いていた


私は沈黙を破るように
必死の想いに中川さんにこう聞いた


「ど…ゅう…関…係なん…です…か…?」

沈黙…


長い沈黙だった


その沈黙を破るように中川さんは口を開きはじめった