ジャスミン花

「そっか…」


ゆきは心配そうな顔をする

「大丈夫ッ!!!」
笑って私はそう言った


ゆきには何でも話せる仲だった
だから全て話してたから

でもゆきの心配そうな顔を見たくなくて私は必死で笑顔を作って見せた


「無理しなくていいんだょ?愛は人前では泣かない、しんどくても辛くても笑顔を見せる子なのは私が1番よく知ってるから」


私は頷く

「大丈夫やでッ!!ありがとう」
笑う私を見てゆきは悲しそうに笑って

「そっか…」
と言った


「うん!!」
笑顔を作る私がそこには居た



本当は中川さんに聞きたい
だけど…怖くて…
傷付く事も…何かに恐れていたと思う



「ってかお腹空いたなぁ」

笑って私は言った


「そうだね」
ゆきも笑ってそう言う

「なんか出前する-?」

「しょー」

私は冷蔵庫の上にある沢山のメニューをゆきに渡した

「何処にする-?」

そんな事を話してるとゆぅが起きて私の膝に乗り、私の方を見ていた

「起きたん?おはょー
ゆぅもお腹空いた-??」

なんてゆぅに話しかける


ゆきは
「ゆぅ--」
って言っていた

私はゆぅの頭を撫でながら
「ご飯あげるな」
って言ってゆぅをゆきに預けた


ゆきはゆぅが大好きだった