寒くなりだした10月-


-東京-


「愛ッ!!早くしなきゃ遅刻しちゃうって!!」


ゆきは私の手を引っ張りながら走っていた


「やばいって!!後5分や!!」

私達は髪の毛を綺麗にセットしてるのを忘れて、歌舞伎町を走っていた


息を荒らし着いた前は
歌舞伎町のキャバクラ


そう私達は…キャバ嬢


「早く!」
とゆきは私を急かせる

私達は息を荒らしながら挨拶をして、中に入った


ふっと時計を見る

「ギリギリやなッ!!」
私はニカッと笑ってゆきに言った

「早く着替てね」
店長が横から怖い笑みでそう言った


私達は店長を見ずに二人で笑い、返事をしながら控室に入った

私達は髪を直してドレスに着替え、化粧を直した

私達は片手に携帯と煙草を手にして、控室を後にした

開店時間-
携帯を片手に沢山の女の子が通路に並んだ



-私の名前は愛
歳は21歳
大阪から東京に出て来てもう三年半立とうとしていた-


私は毎日仕事に精を出していた



--
ねぇ…貴方に出会っていなければこんなにも…
人を愛する事を知らなかったね…
--