全部キミのせいだ。

「行くぞ」


何だかんだ私が食べ終わるまで待ってくれた諒が、読んでいた本を鞄にしまって立ち上がった。


「あ、うん…」

「行ってきます」

「諒くんいってらっしゃい!」


…私の台詞取られたし、私のお母さんもとられた気分だ。


私も小さく『行ってきます』と言って、諒の後ろにぴょこぴょこついていく。


諒は身長が高いから、私はかなり頑張らないと彼に追い付くことが出来ない。

幼い頃は私の方が高かったのに…

一体何を食べてそんなに大きくなったのだろうか。


「ボケッとすんな。アホ面で」

「…アホっ、」

「置いてくぞ」

「あ、待って、」


毎日諒と登校する。

小学校から変わらない朝。