少しは素直になりたい、と何度も思うが、浅岡と付き合うことになった日以来全く進歩ナシだ。
常に浅岡が高校生という事実が付きまとい、現状維持の状態である。手を出してはいけないのでは、とキスすらまともにしていない。
「涼子さん、今度料理教えてくださいね。涼子さんの為に作るのもいいけど、やっぱ一緒に料理したいです。いちゃいちゃできるし」
「今度ね。じゃあ、食べ終わったら勉強しますか」
いちゃいちゃという単語は無視して強引に切り上げた。手早く食器を片付け、テーブルを拭く。
「あ、ちょっと待って。デザートあるんです。勉強しながらでも食べませんか?」
浅岡の提案に立原は割と素直に頷いた。甘いものはそれなりに好きだ。
「デザートの練習までは間に合わなかったので市販のやつなんですけど」
そう言い、ノートの広がる机の隙間に箱を置いた。しかし、立原の好きなケーキ屋の箱で、浅岡にバレないように立原はテンションを上げた。
常に浅岡が高校生という事実が付きまとい、現状維持の状態である。手を出してはいけないのでは、とキスすらまともにしていない。
「涼子さん、今度料理教えてくださいね。涼子さんの為に作るのもいいけど、やっぱ一緒に料理したいです。いちゃいちゃできるし」
「今度ね。じゃあ、食べ終わったら勉強しますか」
いちゃいちゃという単語は無視して強引に切り上げた。手早く食器を片付け、テーブルを拭く。
「あ、ちょっと待って。デザートあるんです。勉強しながらでも食べませんか?」
浅岡の提案に立原は割と素直に頷いた。甘いものはそれなりに好きだ。
「デザートの練習までは間に合わなかったので市販のやつなんですけど」
そう言い、ノートの広がる机の隙間に箱を置いた。しかし、立原の好きなケーキ屋の箱で、浅岡にバレないように立原はテンションを上げた。
