多分、もう一回「好き」と言ってくれれば…頷く。ネタにされた男からの本気は望み薄、という事で制御を放棄した立原は手放しで思った。もう、しっかりと告白される事はない自信からである。
前は、中学生で子供だったが正直今では一人の男の人と見てしまっている。
食べたらさっさと帰そう、でないと勢いで「好き」と言ってしまいそうだ。迷惑はかけたくない。好きでもないネタだった女から、本気にすれば迷惑以外の何物でもないだろう。
無になろうとスイッチを切り替える。というか開き直る。一度好きと認めてしまうと、もうどうでも良くなってきた。ああどうせアラサー女ですけど6年前に告白された未成年の事が好きですよ、なんとでも言え犯罪者とでも、好きに詰れよコンチクショー!
「涼子さん、鍋から泡がっ」
「えっ?」
浅岡に呼ばれ、鍋を見ると吹きこぼれる寸前だった。思わずぼーっとしていた様で立原ははっとする。
ただぼーっとしていただけだが、浅岡は、今日社内を案内してくれて疲れているのかな、なのにごはん作ってくれて悪いな。といい方にとっていた。
前は、中学生で子供だったが正直今では一人の男の人と見てしまっている。
食べたらさっさと帰そう、でないと勢いで「好き」と言ってしまいそうだ。迷惑はかけたくない。好きでもないネタだった女から、本気にすれば迷惑以外の何物でもないだろう。
無になろうとスイッチを切り替える。というか開き直る。一度好きと認めてしまうと、もうどうでも良くなってきた。ああどうせアラサー女ですけど6年前に告白された未成年の事が好きですよ、なんとでも言え犯罪者とでも、好きに詰れよコンチクショー!
「涼子さん、鍋から泡がっ」
「えっ?」
浅岡に呼ばれ、鍋を見ると吹きこぼれる寸前だった。思わずぼーっとしていた様で立原ははっとする。
ただぼーっとしていただけだが、浅岡は、今日社内を案内してくれて疲れているのかな、なのにごはん作ってくれて悪いな。といい方にとっていた。
