「ごめんなさい、少し用事ができたので、ここで自由に見学されてて下さい。あまり他への移動はお控えください。それでは少し抜けます」
立原は先程の上司の電話で頼まれた仕事をするために、ぱっと踵を返し社内に戻る。会議で至急必要となった資料を整理しといて、ということだったが、10分程で終わるはずだ。
自分のデスクに急いで戻りパソコンを立ち上げる。
「あれ、立原さん仕事?」
「ちょっと。部長に頼まれたことがありまして。あ、先輩衆院予算関係の、ええと…これの資料何かお持ちですか?部長が会議に必要と言われたんですが」
たまたま、昨日資料を整理していた為、スムーズに必要物が集まる。だいぶ揃ったところで10分ちょっと。先輩にまとめた資料を渡し、立原は庭へと戻った。その際、渋々だがガキのために飲み物を買う。しかし、自販機の前で固まる。オトコノコって…何飲むの。
自分用にはいつもの緑茶を買うが、高校生に緑茶は可哀想ということくらいは分かる。炭酸系?あ、でも途中で落としたりしたら一大事だ、ジュースもコドモ扱いしすぎだろうか。
迷った挙句、無難にスポーツドリンクを7本買う。買ってあげているのだから、文句はナシ、と自己完結して手提げに缶缶を詰め込み庭の方を覗く。
立原は先程の上司の電話で頼まれた仕事をするために、ぱっと踵を返し社内に戻る。会議で至急必要となった資料を整理しといて、ということだったが、10分程で終わるはずだ。
自分のデスクに急いで戻りパソコンを立ち上げる。
「あれ、立原さん仕事?」
「ちょっと。部長に頼まれたことがありまして。あ、先輩衆院予算関係の、ええと…これの資料何かお持ちですか?部長が会議に必要と言われたんですが」
たまたま、昨日資料を整理していた為、スムーズに必要物が集まる。だいぶ揃ったところで10分ちょっと。先輩にまとめた資料を渡し、立原は庭へと戻った。その際、渋々だがガキのために飲み物を買う。しかし、自販機の前で固まる。オトコノコって…何飲むの。
自分用にはいつもの緑茶を買うが、高校生に緑茶は可哀想ということくらいは分かる。炭酸系?あ、でも途中で落としたりしたら一大事だ、ジュースもコドモ扱いしすぎだろうか。
迷った挙句、無難にスポーツドリンクを7本買う。買ってあげているのだから、文句はナシ、と自己完結して手提げに缶缶を詰め込み庭の方を覗く。
