それでも私の口は動く。 「あいつが………15年前、捕まったあいつ。 鈴木組の元組長……… 鈴木 やすなり が…………… いたんだ。もうこの世に出てきてることはわかっていた。……けどっ……。」 途中から、涙が溢れてきた。 恐怖で震えてる。 「もう言わなくていい。寝てろ。」 流は落ち着いた声でそう言って私をぎゅっと抱きしめた。 「っ……、りゅ……」 流が頭を撫でてくれて、さっきまでの恐怖が安らぎ私は意識を手放した。