夜ー闇に隠された瞳の奥ー








ーーーータン!



ーーーータン!



ーーーータン!






ハンコ押す作業終わらない。


成さんどれだけハンコためてんの。





「成さん、溜めすぎです」




「すまんすまん、この仕事めんどくさくてつい…」


つい じゃないし、理由おかしい。







しかも、手伝ってるの私だけ。



他のみんなは優雅にお茶飲んでる。






「…あ。そう言えば」






私はハンコの手を止めて菜月を見た。




「ん?なんすか?お嬢」




「いや、そう言えば『夜』の由来ってなんだろうって思って…」




私、ずっと気になってたんだよね。




「確かに!俺も知りたいです!
なんで漢字は『夜』なのに、読み方は『やみ』って読むか!」


龍太も食いついていう。



「確かに…あと、黒コン以外禁止ですよね」



直気が言う。



え。そうなの?




私バリバリ色ついてるよ。





「………みずなは裸眼だから大丈夫」





治矢はそう言って私に寄りかかった。



猫みたい。





「………っち」


夏はまた舌打ち。




「あ、きになる」




成さん、あなたは手を止めないで。