「片付けないんなら私も飯作らないぞ」




私がそう言って料理の手を止めると、みんなわたわたと片付けを始めた。




よしよし。





「何作ってんの」




夏が私の肩に顎を乗っけて言う。








「ハンバーグにしようかなって。
みんな好きでしょ」






「だな」





夏はそう言って私の頭を撫でた。




「あー!!!夏とみずながいちゃついてるー!!」




龍太が叫んだ。





私と夏は真顔で龍太をみた。




「ごめんなさい」




「ん」





私はハンバーグを作り始めた。





「夏、夏もあっち行ってろ」



「あぁ」