その男は急に私の方にナイフを向けて走ってきた。 喧嘩を教わっていたといえ、まだ子供。 当然避けれるわけがない。 死を覚悟した時だった。 『みずなちゃん!』 声がした。 声がしたと同時に、私の前に小さな影が現れた。 ………………伊波くんだった。