夏 side 「……みずな」 俺は、みずなに声をかける。 鈴木組の組長をまるめこめたみずなはやっぱりすごいと思う。 けど、無理はしてほしくねぇ。 あいつ、腹撃たれてしかもナイフでえぐられてんだ。 やばいだろ。 みずなの周りは血だらけだ。 「……みずな?」 返事がない。 それに、動かない。 まさか………! 俺はみずなに駆け寄った。 そのとき、誠さんの横を通ったら誠さんがぼそりと呟いた。 「……まずい」 と。