私は体を鈴木に向き直した。 「……やめろ」 私はそう言って鈴木に一気に近寄り、拳銃の銃口に手をつけた。 「……なにをする。その手を退かせ。」 鈴木はわたしの目を真っ直ぐに見て言う。 私は鈴木の目を見ながら、そろりと足を上げ、勢いよく鈴木を蹴り上げた。 その瞬間、鈴木は発砲した。 パァァァァン! 「みずな!」 「……くっ………」