夜ー闇に隠された瞳の奥ー







どれほど、今の私は怖い顔をしているのだろう。





コンコン、




「成さん」



「みずなか。入れ」





私は部屋の中に入ると成さんが奥の畳で正座をしてこちらを見ているのを見つけた。




「座れ」





「はい」





私は成さんの向かい側に正座をする。





さっきのごたごた、きっと成さんの耳にも入ってるはず。






「みずな、鈴木ツバサが来たそうだな」





「はい」





「何を言っていた。」






「次の日曜日、夜8時に海辺の倉庫で鈴木組、白夜、奈香瀬組の全面抗争をする。と。来なかったらどうなるかわかっているだろう。と言っていました。」






私はさっき言ったことをもう一度言う。







「………その抗争、受けて立つ。だがな、みずな。お前は出てくるな。」




「………!?何言ってるんですか!」






私が発端だ。




その私が出ないなんて可笑しい!





「鈴木の目的はお前と誠だ。お前と誠を出したら、あいつらの思う壺だ」






成さんはそう言って目を伏せた。








そんな………。