夜ー闇に隠された瞳の奥ー






「じゃあまたね。」





鈴木ツバサはそう言ってニヤリと笑い、タバコを地面に落として踏みにじると私に背を向けて歩き始めた。









パァァァン!







空に向けて発砲音を残して。

























くそっ………。







キー、ガチャン








後ろから音がした。





きっと誠がドアを開けたんだろう。






「みずな、大丈夫か」






誠がそう言って私の肩を持つ。





「…っ、撃たれてやがる。おい、消毒液と…「次の日曜日、夜8時に海辺の倉庫」…は?」





誠が慌てて中のやつに言ってるのを遮り、私はさっき鈴木ツバサが言った事を誠に告げた。








「鈴木組と白夜、奈香瀬組の全面抗争だ。」







私はそう言って誠を見た。






私の言葉が、みんなにも届いていたようでざわつき始めた。





「うるせぇ、黙れ」





私はそう言って組の奴らを黙らせた。






「みずな、大丈夫か」





中から夏が出てきた。






「撃たれてるじゃねえか!」





「大丈夫だ。心配することは無い」






私はそう言って誠から離れた。



「……さっきの抗争の話、本当か?」




夏はそう言いながらハンカチを出すと、私の腕に巻いて出血を抑えた。






「あぁ」




「……夜は、参加…」



「大丈夫だ。夜は来なくていい。」





夜は、巻き込めない。





これは、私と鈴木との戦いだ。


組のみんなには、迷惑をかけるかもしれないが。




夜のみんなにはかけれない。






「流」






私は恐らく中にいるであろう、流を呼んだ。





「みずな、怪我は…」





「流、夏を送ってやれ」





「みずな…………」





「夏、気をつけてな。」





私はそう言って家の中に入った。





私は真っ先に成さんの部屋に向かった。






私が歩くとみんなが道を開ける。