夜ー闇に隠された瞳の奥ー






「みずな、ありがとな」




門まで来て、夏がそう言った。


「いーえ。」


私はそう言ってみんなが門から出たのを確認して門を閉めた。

「みずなのおかげで菜月さんに会えた!」


「みずなには頭が上がりませんね」


「……ありがとう」



みんなもそう言って笑った。




「よかった」




私はそう、ボソッと言って口角を上げた。





「んじゃ、またな!」


「さようなら」


「……おやすみ」



「ばいばい」


龍太と直気と治矢はそう言って帰っていった。




「……夏帰んないの?」




夏はなぜ帰らない?








夏だけ門の前に突っ立って動かない。