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「鈴木ツバサです。よろしくね」
そう言って鈴木と同じような気持ちの悪い笑みで笑う、鈴木ツバサ。
「はい、じゃー席はそこな。」
鈴木ツバサの席は1番前の廊下側。
私の真反対だ。
まぁ、きっと尚夏と成さんのせめてもの配慮だろうな。
「鈴木…ツバサ。どっかで聞いたような…」
龍太が呟く。
……暴走族の世界にいてわかんねぇのかよ。
「白夜の総長ですね。」
さすが直気。
「……おまけに鈴木組の頭の息子だ。」
夏が言うと、夜のみんなが固まった。
……それは知らなかったんだな。
「……なるほど。だから白夜には鈴木組がバックにいるってわけね」
治矢はそう言って馬鹿にしたような笑みをした。
まぁ、単純な理由だからな。
「……鈴木ねぇ。」
私はそう呟き、鈴木ツバサを見た。
銀色の髪に銀色の目。
そして、鈴木ヤスナリによく似た顔つき。
目が合う。
鈴木ツバサの口がゆっくりと動いた。
『…………こ、ろ、す』
殺す。
確かに、そう動いた。


