「みずな、カンニングした?」 席に戻ったなり龍太が言う。 黙らんかい。 「してない」 あのくらい、カンニングなしで出来るし。 「俺も思いました。速かったですよね」 直気も言う。 「……俺も寝たかった。」 いや、そんな妬むような目で見られてもな。