夜ー闇に隠された瞳の奥ー




「…お前最近寝てねぇな?」



流はそう言って私の近くに来た。



「寝てるし」


そう、寝てはいるんだ。



ただ、浅いだけ。






「…うわっ」


急に頭鷲掴みはやめろって。




「ったく、お前の顔見りゃわかるし。眠りが浅いんだろ。」



「何年一緒にいると思ってんだ」と言って流は私の頭をわしゃわしゃっとした。