夜ー闇に隠された瞳の奥ー






俺は風邪をこじらせていた。





「けほっ」


「あら、風邪?移さないで頂戴ね。」





母は顔をピクリとも動かさず、そう言ったんだ。





それが、悲しくて、悔しくて。