夜ー闇に隠された瞳の奥ー




と、そんなムードの中。

ガララッと大きな音を立てて教室のドアが開く音がした。


みんな一斉にそちらを見る。


よかった。

これで見られてない。

私はその安心感から机にうつ伏せになり、少しだけ顔をあげた。





「お前ら、遅刻何回目だ。」

尚夏の声だ。

「何回目だろー?」

「確か、42回目だったかと。」

「やべぇ、なんで覚えてんだお前。神だ神!」

「黙ってください。」

「……ぐ〜」

「……うるさい」


誰?

知らない男の声が沢山……。


……4人?

1人寝てたらしき音がしてたけど。


寝ながら歩くとか、すげぇ。


「もういい。席つけ。そんで遅刻すんな。以上、HR終わり!」


尚夏はそう言って教室を出て行った。


「てか遅刻ってたった数分なんですけどー!もしくは数秒。」

「1分15秒です。」

「うわぁ、きっも。」

「さて、どんな殺し方がいいでしょう。」

なんか、4人のうち2人は賑やかだ。


ばかそうな口調の赤髪。

そんで敬語の青髪。

寝てる金髪に生きてることがダルそうな黒髪。


なんか、メンツ濃いな。


って、げ。


こっち来てんじゃん!


今気づいたけど、私の周り誰もいねぇ。

まさかのパターンだよな。

よし、寝よう。

私は頭を机にくっつけた。