夜ー闇に隠された瞳の奥ー








流が私に駆け寄る。





「………っ、てめぇ!鈴木の手下か!?」






流は紫頭に言う。














「うるせぇな。俺は中村 月ーNakamura Tukiーだよ。知ってんだろ?」








「中村月って……まさか。骸の!?」







「あぁ」









紫頭、中村って言うのか。








なんて、考えるしかなかった。








もう、夏たちに会わせる顔がない。








まだまだ嘘ついてるし、もうすでに二つの嘘がばれてる。











流石に、裏切られたって思うだろうな。


















「流、帰るぞ」










「みずな………………」









「おい、中村。骸は解散だ。いいな?」








「へーへー」















そして私は流に支えられながら立ち上がり、夏たちの横を通り抜けた。







「みずな!」







夏が珍しく声をあげる。











なので足が止まってしまった。
















「…………倉庫、いつでも待ってるからな」












そして夏がそう言い、夜のみんなは倉庫を出て行った。