夜ー闇に隠された瞳の奥ー







「いやぁ、びっくり。仕事か?」

教室に向かってる時、尚夏が口を開く。


「うん、そうだよ。」

「そうか。無理はするなよ。組のみんなは過保護だからな。」

「私は大丈夫だ。」

「……あぁ。でも、無理はするな。」

尚夏が、寂しそうに言うから頷くしかなかった。



教室の前に着くと尚夏は「呼んだら入ってこい」と言って教室に入っていった。







教室の前にいても聞こえる、五月蝿い声。


がやがやがやがや。


あぁ、不良だ。



「お前ら静かにしろ」

尚夏の声が虫の声だ。


私は耳がいいが、ギリギリ聞こえるくらい。

すげぇな、ここの不良。

めっちゃ声でんのな。

でも、やばいぞ。

尚夏が…。


「おめぇら、1回で聞けや、この糞餓鬼がぁ!!!」


わぁお。

怖。

殺気やば。