夜ー闇に隠された瞳の奥ー




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「大丈夫か?」


私の部屋に戻り、流がドアに寄りかかりながら言った。



「うん、大丈夫。ごめん、毎回」


「大丈夫だ。てか、これが俺の仕事」



「ありがと」





流は本当にいい奴だな。




「帰るのか?」



「……うん」


私が帰りの支度をしているから聞いたのだろう。



「そうか。車出すな。」


「ん」




流はそう言って出て行った。



私は髪を結っているゴムを取り、後ろ髪を払いパソコンを持つと部屋を出た。





部屋を出る際、時計が目に入った。




もう12時か。


まぁ、短いほうか。


さっきも言ったが奈香瀬組は全国に広がっているから、それなりに報告にも時間を取る。



まだ、こんな時間に帰れるなんていい方だ。




遅い日は2時くらいまでやってる。


もちろん朝の。