ガラガラ
襖を流が開ける。
「こんばんは」
流が言う。
流が入っていくので私も続いて「こんばんは」と入っていった。
すでに成さんと誠はいて。
時期若頭である誠は真ん中に座っており、成さんはその横へ。
尚夏は誠の反対側へ座っている。
そして私は成さんの反対側の隣へ座った。
私の隣には流が。
この会は、年に何回か行われている会。
奈香瀬組はほぼ全国に広がって活動しており、そのお偉いさんたちが集まり経過を報告する会。
すごく、息苦しくなる。
組は好きだ。
だけどこういう場は好きじゃない。
我儘だよな。
今日の報告が終わり、大人たちは飲み始めた。
誠も、時期若頭だけあって大変そうだ。
私は、ここにいる意味がもうない。
いや、最初からなかったのかもな。
「流」
「ん。失礼します」
「失礼します」
「あぁ。じゃあな。また顔を見せなさいね」
「はい」
成さんに一言言い、私と流は部屋を出た。


