夜ー闇に隠された瞳の奥ー


「何をです…………みずな!?」

尚夏は成さんからゆっくり私に顔を向けてじっくり見ると、声をあげた。


やっと気がついたか。


「え、みずな!?え、みずな!?」

しつこいな。


「顔に出てるぞ」

成さんに言われて私ははっとして顔を戻した。